闇カジノの存在と違法性

闇カジノの存在と違法性

いわゆるカジノ法案が成立したことで、日本でも将来的にカジノ施設を含めた統合型リゾートが建つ期待が高まっています。
しかしながら、これをもってして、カジノがただちに合法化されたわけではなく、法律で正式にカジノが認められるまでは非合法の存在のままです。
したがって、現状では合法的な賭け事以外は法律違反となってしまうわけですが、そうした中、違法にカジノサービスを提供する、闇カジノの存在が問題になっています。

闇カジノはどういった場所で提供されているのか?

実際、非合法にサービスを提供したとして、摘発をされたというニュースも報じられることがあり、ひそかにカジノに興じていた実態が浮き彫りとなりました。
一体どのような場所でサービスを提供しているのかが気になるものですが、当然のことながら一般に目にするような場所に闇カジノが存在することはありません。
隠れた場所でこっそりと営業をしており、そこへ入るためには厳重なセキュリティをくぐり抜ける必要や、関係者からの紹介を受けなければ入ることはできないのです。
摘発された事例をひとつ挙げてみると、都内のタワーマンションで賭博行為を行った罪で、関係者や客が逮捕された出来事がありました。
現場は分譲マンションの一室で、看板も出ていなかったため、はたから見る分には闇カジノの存在を知ることなどできません。
特にタワーマンションはセキュリティも高く、関係のない者は立ち入ることが難しいですし、誤って入ってしまう可能性は限りなくゼロに近いでしょう。

暴力団の資金源になっている可能性がある

客は口コミで闇カジノの存在を知り、そこから紹介などを通して闇カジノへと足を運び入れる流れです。
従来、賭博行為は雑居ビルで行われることが多かった中、マンションの一室が現場となるのは珍しいケースとされています。
しかしセキュリティを考えるとタワーマンションが選択されたのは、ある意味自然な流れとも言えるのかもしれません。
この事例は、法律で禁止されている賭博行為を行ったこと自体も問題ですが、暴力団の資金源になっている可能性があるのも警察が摘発に力を入れた理由のひとつです。
違法にサービスを提供するその背景には、反社会的な勢力が関係していることも往々にしてあり、今後も厳しく取り締まりが行われていくことでしょう。
そしてもちろん、非合法なサービスである以上、一般人も気軽にサービスを利用しようと考えてしまうのは厳禁です。
客も逮捕をされてしまいますし、そこにはリスクが付きまといます。
バレないだろうと安易に考えていると大きな後悔を生み出すことにもなりかねません。

そもそも賭博が禁止されている理由

ところでなぜ賭博そのものは禁止されているのかというと、怠惰浪費や健全な社会を損ねかねない、犯罪の温床になる危険性がある、そして日本経済に悪影響になる懸念などの理由で、古くから法律によって賭博が禁止されています。
確かにお金はトラブルを生み出しやすい存在でもあるため、一定の規制を働き掛けるのは妥当とも言えるでしょう。
しかしながら日本では、パチンコや競馬、競艇などのギャンブルは認められている実情もありますので、チグハグな印象を受けてしまうのも無理はないです。
とは言え、法律で禁止されている以上、パチンコなどはOKだからカジノも良いだろうと考えることはできないものですし、闇カジノを利用するのはもってのほかと言えます。

まとめ

もしどうしてもカジノを利用してみたい場合は、合法に楽しむことができる海外へ遊びに行くか、いわゆるオンラインカジノを利用するという選択肢に限られるでしょう。
特にオンラインカジノならば日本でも利用できるとしてユーザーも増えているようです。
グレーな存在との認識もある点には注意も必要ですが、興味がある場合は自己責任のもとで判断を下すようにしましょう。